リオの勝利の裏側に (2009年10月5日)

こんばんは




中川昭一氏・急死のニュースが駆け抜ける。
民主党政権に代わって色褪せたかに見えた自民党
衝撃が走る。



そんななか、2009年10月2日、
2016年の五輪開催地が
リオデジャネイロに決まったのね。

るるぶブラジル・アルゼンチン (るるぶ情報版海外)

るるぶブラジル・アルゼンチン (るるぶ情報版海外)




今回は2016年の開催都市選考に
4カ国の最終決戦で注目された。



シカゴ・東京・マドリード そしてリオ。
「東京不利」が伝えられていた。
でも、最後の逆転に賭けた石原慎太郎都知事
山新首相を送り込む。


2012年の英国や2014年のロシアも
最後の「国のトップの演説」で逆転した。





でも、今回はそうはいかなかった。
米国も、オバマ大統領夫妻という
知名度抜群の切り札を使ったが
一度目で落選した。

バラク・オバマ大統領 Kindleシングル・インタビュー

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そして、日本も二度目で落選・・・




BURNING MIND代表・太田龍樹
著書「ディベートの基本が面白いほど身につく本」で
述べている。




「意見(内容)と人格は切り離せ」



だれが言ったかで決めたら
いままでの議論は意味がなくなる。
情熱だけできめたら、IOCの存在意義はなくなる。




IOC理事のハイベルグ氏は
「わたしは政治家の出席に影響されることはない」

と述べている。


今回は、開催計画や、五輪そのものの意義を問う
実力勝負になったのね。



東京には、強い哲学・ビジョンがなかった。
環境都市や施設再利用ではあまりにも弱かった。
150億円の招致活動も、
国民全体を巻き込んで盛り上げることはできなかった。
日本国内の旅行産業や環境問題だけにスポットをあて、
「世界全体」という視点を
キャストライトアップすることに欠けていた。

なぜ東京五輪招致は成功したのか? (扶桑社新書)

なぜ東京五輪招致は成功したのか? (扶桑社新書)



一方で、南米初の開催は
IOCの「五輪の世界的普及」という哲学にかなった。
それに加え、「財政や治安」という実行可能性に劣るところを
情熱でカバーした。



新興国として、これから成長が期待される南米・ブラジル。
世界という観点で見れば
歴史の1ページをつくったという意味で
良かったんじゃないかしら・・・




それでは また



BY ひろ☆たかさわ

BURNING MIND 理事 太田龍樹 著作等一覧


・『すごい説得力: 論理的に考え、わかりやすく伝える話し方』(三笠書房知的生きかた文庫)

 ⇒ビジネスのヒント満載の最新本、BMセミナーの基本テキスト(第7期から)


・『なぜ、あの人の「主張」だけ通るのか?』(フォレスト出版

なぜ、あの人の「主張」だけ通るのか? (フォレスト2545新書)

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 ⇒初の新書版


・『ディベートの基本が面白いほど身につく本』(中経出版

 ⇒おかげ様で増刷を重ねている、BMセミナー基本テキスト


・『話し方にもっと自信がつく100の法則』(中経出版

話し方にもっと自信がつく100の法則

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 ⇒BMセミナー基本テキスト


・『人を惹き込む話し方』(ビジネス選書&サマリー)
 http://bit.ly/g5dpa6
 ⇒上記『話し方100』がよりわかる講演DVD


・『会話のきっかけをつくるちょっとしたコツ』(成美堂出版)

会話のきっかけをつくるちょっとしたコツ (成美文庫)

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http://bit.ly/5H5NvW
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