党首討論にディベートを (2009年6月8日)

こんばんは


ディベート・ブートキャンプ
先月、第5期生が卒業。
卒業生が、通算40名を超えたのね。


だんだん、BURNING MINDディベート
世に広まっていく。
素敵なことね。
井上晋先生 お疲れ様でした。



国会では5月27日、
党首討論がおこなわれた。


60分という時間のなかでおこなわれる
タイムゲーム。
麻生太郎首相に、
民主党鳩山由紀夫代表が初めて挑んだ。

でも、ディベート知ってるあたしたちが見ると
こういう討論ってほんとひどいと思うのよね。
今回は、民主の代表が交代して
新たなスタートを切るはずだった。
でも今回の党首討論は内容がひどかったわ。


まず、そもそもテーマがきまってない。
だから、お互い「いいたいこと」を言う。


政治って、
この国をよくしていくためにあるんでしょ?
なのに、建設会社の献金問題で攻撃する。
説明責任がなされてないっていうけど
それはもう裁判にまかせてほしいわね。


議論はすれちがいだらけ。
相手のいうことをまったく受けない。
民主・鳩山氏は「友愛」という抽象的な哲学を掲げて
具体的なもの、いま目の前にある問題を語らない。


最大の国民の関心事である
社会保障・消費税の問題はまったく触れられていない。

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これからの国のあり方を左右する
その党首討論
この体たらくはないわよね。


おまけに、まわりからのものすごい「ヤジ」
それも、口裏をあわせたかのように
お互いが罵声をとばしあう。
日本という国の品性が問われるわよ。
なんとも悲しい光景よね。



だから、党首討論
絶対「ディベート方式」でやるべきよ。
きちんとテーマをきめて
おたがい哲学を示す。

具体的な政策を示し、主張には理由をつける。
憶測や希望でものをいわない。
相手の揚げ足をとらない。
そんな暇があったら、
有意義な政策の議論をし、
「相手の政策の不備」や「哲学のちがい」を
きちんと論じる。


情熱をこめて訴える。
これは、政治家はみんな得意なほうね。



そして最後に勝敗をきめるのは
国民の投票、つまり選挙ね。
すぐには勝敗が決まらない。
ここがディベートとちがうところだけど
勝敗が決するにはかわりないわね。

お互いの党で「自分たちが勝った」と言っているようだけど、
勝敗を決めるのは「第三者」に決まってるじゃない。


誰が言ったのかではなく
何をいったのかできめる。
地位や実績は関係ない。


判断するには、ディベートのように
論点を整理してくれた方がわかりやすいのよね。
日本にも、こういう文化が根付いてほしいわね。



それでは また


BY ひろ☆たかさわ


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