伝統を受け継ぐ（2009年3月15日） - NPO法人ザ・エンターテインメント・ディベートBURNING MIND 専属コラムニスト・ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話

こんばんは

ＷＢＣ日本代表がキューバを撃破！！
大相撲も始まって
スポーツ界は盛り上がってきたけど、
日本の政治は麻生太郎首相のもと
パっとしないわね。

郵政民営化を掲げて
「自民党をぶっ壊す」と宣言した
小泉純一郎元首相から
安部晋三、福田康夫
そして麻生太郎と引き継がれた。

麻生首相の
「郵政民営化に賛成ではなかった」発言を皮切りに
小泉さんが怒ってしまった。
一貫性がないのよね、
歴代の首相の間にも、麻生さん自身にも。
ひとつのものを引き継いでいくって
熱い想いが大事なのだと思うわ。

でも、小泉さんが政界から引退することがきまり
2丁目の連中はさみしがっているけどね。

Koizumi―小泉純一郎写真集

作者: 鴨志田孝一
出版社/メーカー: 双葉社
発売日: 2001/09
メディア: 大型本
クリック: 5回
この商品を含むブログ (20件) を見る

BMで2007年の秋から始まった
BM ディベート・ブートキャンプ。
昨年10月からの第4期は、
奥山真が講師を務めた。
今年1月、無事卒業生を送り出し
大役を果たしたのね。

はじめてのBM ディベート・ブートキャンプ講師ながら
持前の緻密さ、熱い思いで
ハードスケジュールをこなした。

しかし、昨年末に再起をかけて臨んだ
BM ディベートチャンピオンシップ２００８において
舞台上で粉々に粉砕される。

その壁となって立ちはだかったのが
現在、第5期BM ディベート・ブートキャンプの講師を務める
井上晋よ。

彼は、緒戦で奥山真を大差で破ったあと
ディベートチャンピオンシップ戦において
当時ディベートチャンピオンであった中村貴裕に
壮絶なる乱打戦の末、競り勝った。

今まで、何度も舞台にたった。
2004年に舞台をコクリツに移してから
そのほとんどをディベーターとして
舞台を盛り上げた。

※コクリツ・・・　国立オリンピック記念青少年センターの愛称
　　　　　　　　　毎年BMのディベート選手権試合が行われる聖地

そう、盛り上げただけで
一度も勝てなかったのよ。
「なぜ、勝てないのか？」
悩み、もがき続けた。
2007年には、舞台からおり裏方に徹した。
その間、「ディベートとは何か？」
「エンターテインメントとは何か？」を
代表・太田龍樹から愚直に学んでいた。
コクリツ10回目の今回の大会は、
胸に期すものがあった。

着物姿、袴で身を固め
視線はしっかりジャッジ・観客をとらえていた。
3回のBM ディベート・ブートキャンプ講師を務めた
ディベートチャンピオン中村貴裕の反撃に一歩もひかなかった。
勝利の瞬間、こぶしをつきあげる。
ずっとBMをみてきたマニアたちの目に
涙が浮かんでいた。

その井上晋が
2月からBM ディベート・ブートキャンプの教壇に立った。
中村、奥山と引き継がれたバトンを
しっかりと受け継いだ。
そう、井上晋にはふたりの偉大なる先輩がいた。
中村貴裕から、講師井上に熱血指導があったという噂が
2丁目界隈にながれている。
奥山真から緻密なプログラムの引き継ぎがあった。
そこに、井上の流れるようなしゃべりと
テンポのよさ、受講生への想い
彼自身の「味」が加わった。
5月に卒業生を送り出すまで、全力で走り抜ける。