愛される拓也コーチ、永遠なれ・・・ - NPO法人ザ・エンターテインメント・ディベートBURNING MIND 専属コラムニスト・ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話

こんばんは

ひとの命のはかなさを想うできごとが
またひとつおこってしまったわね。

巨人・木村拓也コーチが突然の逝去、
それも37歳の若さで・・・

スマップのキムタクと同じ名前、
同じ歳で「球界のキムタク」として注目を集めた。

決して、スーパースターではなかった。
日ハムにドラフト外（現・育成選手）で入団。
移籍した広島・巨人でもレギュラー定着には時間がかかった。

決してクリンナップを打つ派手さはなかったが
地道な努力が、徐々に芽をだした。
持ち前の俊足や強肩、
そして、雑用もなんでもこなすそのひたむきさを
首脳陣はちゃんとみていたのね。

そう、彼は常に一流を目指していた。
それが、チームや組織ののチカラになる。

BURNING MIND代表・太田龍樹は
著書『話し方にもっと自信がつく100の法則』（中経出版）のなかで
「組織の力をあげるためには、
メンバーの一人ひとりが一流を目指すことが必要」
と述べている。
木村拓也は、まさにリアルパーソン（一流の人格者）になった。
自分の役割を、ちゃんと心得ていた。

話し方にもっと自信がつく100の法則

作者: 太田龍樹
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2004年のアテネ五輪の日本代表に選出される。
いわゆるどこでもこなせる「ユーティリティープレーヤー」
できるようで、なかなかできない。
バランス良くなんでもこなすことって
ほんとに難しいことよね。
そして、チャンスがあればものにしようというひたむきさが
チームの穴をうめる活躍となる。
原辰徳監督も2007年のオフに
「タクがいなかったらとおもうと、ゾッとしましね・・・」
とコメントしている。

スーパースターではないけれど、なくてはならない存在。
けっして顔にもださず、弱音もはかず、
ひたむきにやってきた。
そして、いなくなってからその存在の大きさが改めてわかる。

4月24日の、木村拓也さんの追悼試合で
10歳の長男・恒希くんが始球式をつとめた。
とても気持ちのよい笑顔でストライクを投げ込んだ。
ぜひ、すばらしいお父さんの遺志を継いでほしい。
スーパースターでなくてもいいのよ。
ひたむきに、かげで支え、
みんなに愛される、そんなお父さんに・・・

それでは、また

BY　ひろ☆たかさわ

■BURNING MIND 理事太田龍樹　著作等一覧

・『すごい説得力: 論理的に考え、わかりやすく伝える話し方』(三笠書房知的生きかた文庫)